それは突然のことでした。まゆみちゃんがパンツを脱ぎはじめたのです。
さすがに、これには、私も驚きました。いくらあの時代でも、女の子の全裸姿を見ることは、まず無かったからです。
ですが、私の気持ちに気付かないのか、少女は、「だって、こんなにぐしょぐしょなんだよ?」と言って、無邪気にもパンツを掲げるのです。
「で、でも、そんな格好……」
そんな私の戸惑いの言葉に、彼女はこう答えました。
「だいじょうぶだって。誰も見てないから」
どうやら、私は数の内に入っていなかったようです。
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「あの夏の思い出:川遊び(その3)」の続き。
フィルム写真風、濡れ肌加工あり、濡れ肌加工なし、の3枚です。
初出:pixiv(https://www.pixiv.net/artworks/100685504) 2022/8/22
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